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やる気upのヒントは自己嫌悪を辞めること!【セルフ・コンパッションという考え方】

こんな方に向けた記事です。

なかなかやる気が出ない…

先延ばししがちだ…

そんな自分が嫌だ!

 

やる気up & 先延ばしを辞めるために大切なことは、

 

『そんな自分を許す』ということです。

 

そんな甘くて良いのか?と思われるかもしれませんが、全く逆の効果をもたらすことが研究で示されています。従来の常識を覆すこの考え方を『セルフ・コンパッション』と言います。本記事では、多くの企業で採用されている『セルフ・コンパッション』について、解説します。

 

5分で読めるようにまとめました。5分後には『セルフ・コンパッション』を理解し、自身のパフォーマンスを向上させるマインドを身につけることができるはずです。

 

この記事でわかること

ありのままを受け入れる『セルフ・コンパッション』とは?
 

日本人は自分に厳しすぎる!その弊害とは?
 

『セルフ・コンパッション』でパフォーマンス向上&満足の人生を!

 

ありのままを受け入れる『セルフ・コンパッション』とは?

 

『セルフ・コンパッション』とは直訳すると『慈愛心』になります。

 

私たちは普段、他の人に対して思いやりの心を向けますよね。それと同様に、
自分自身に対しても思いやりの心で接しよう、という考え方です。

 

実際私たちは、他人の失敗やモチベーションに対しては寛容にできても、自分の失敗やモチベーションに対しては、厳しくなりがちです。

 

それもそのはず、私たちは学校で、

『自分に厳しくすべき!』

『他人に優しく、自分に厳しく!』

と教えられてきました。

 

しかし、テキサス大学のクリスティーン・ネフ氏はこれを全力で否定しています。

 

やる気が出ない自分、先延ばしした自分も、ありのままの自分として受け入れようと言うのです。『え?そんなに甘くていいの?』『ダメ人間になるんじゃない?』と思うかもしれません。

 

研究では全く逆の結果が得られています!

 

『セルフ・コンパッション』の研究結果

ありのままの自分を受け入れ、弱い部分や苦手な部分を許す心を持つことで、自己肯定感が増幅し、自身のパフォーマンスが向上する効果が確認された。
ありのままの自分を愛する事で、満足感に溢れる幸福な人生へと繋がっていくとされている。

 

自分に厳しくする必要なんて無いんです。
他人に対して優しくするのと同じように、自分自身に対して優しく接しましょう。それが、『セルフ・コンパッション』という考え方です。

 

【セルフ・コンパッションの考え方】

自分自身の弱いところ・苦手なところを許し、受け入れる。

自分に厳しく!は逆効果。

セルフコンパッションを高めると、自己肯定感アップ、生産性向上、幸福な人生へと繋がる

 

日本人は自分に厳しすぎる!その弊害とは?

 

日本人は諸外国に比べて自分に厳しい傾向が見られます。

 

確かに自分を厳しくすることで短期的には結果を得られるかもしれません。ただ、人生は長いです。ずっと自分に厳しくしていたら、誰だって疲れてしまいます。

 

クリスティーン・ネフ氏らによる研究によると、
自分を厳しくする態度は生産性をダウンさせ、人生全体の満足感を低下させることが明らかになっています。

 

自己批判をする人ほど、失敗からの立ち直りが遅く、全体的なパフォーマンスも低下し、先延ばしにする傾向が高くなることが実験から確認されています。

 

自己批判が強い人は、自分を甘やかすことを許さないので、精神面で疲れてしまいます。また、昼寝やダラけることに罪悪感を感じるので、体力面でも消耗してしまいます。

 

自己批判の悪い例①

テスト前なかなか勉強できずにもう夜に!『こんなんじゃダメだ!』と夜更けまで勉強するも、眠くて全然頭に入ってこないし、次の日眠すぎる…。その結果テストもできず体もクタクタ…。

夜まで勉強しなかったら、その時点でもう良い結果は望めません。なかなか勉強できなかった自分を受け入れて、サッサと寝た方が健康的です。その代わり、次からはもっと早くから勉強できるように工夫すれば良いのです。

 

自己批判の悪い例②

いつもだれかと比較して、『あの人と比べて、なんて自分はダメなんだろう…』と落ち込む。

今の自分を認めてあげず、他人を基準として自分の価値を判断してしまうと、競争社会の中でどんどん消耗していくことになります。最悪、鬱状態に陥ることも考えられます。比較するなら、過去の自分と比較しましょう。

 

『セルフ・コンパッション』でパフォーマンス向上&満足の人生を!

 

自己否定をやめてセルフイメージを向上させるにはどうしたら良いでしょうか?

 

その答えは、自分の欠点や弱みを全て受け入れ、許すことです。

 

完璧な人間なんていません。得意なこともあれば、苦手なこともあるんです。欠点がいくらあったとしても、あなたの存在価値が無くなる訳ではないことをしっかりと認識しましょう。

 

セルフ・コンパッションの高い人は、失敗からの立ち直りが早く、その分、睡眠や休暇を取り入れて心のバランスを整えています。

 

仕事ができる人ほどサボるのが上手いとよく言われますが、セルフ・コンパッションが高く、上手にリフレッシュできている証拠です。

 

世間には色々な人がいます、中には自分を否定してくる人もいるでしょう。そんな時、自分までも自分を否定したらとても不幸です。

 

自分だけは常に自分の味方であったください。

 

それが『セルフ・コンパッション』です。

 

『セルフ・コンパッション』
 クリスティーン・ネフ著

クチコミご紹介

生きやすくなりました ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
自己肯定感の低い人に是非読んでいただきたい一冊です。
ついつい自己批判をしてしまう理由や、それが人生に与える悪影響が詳しく記載されていて、大変腑に落ちました。
どのように考え行動すれば生活が好転するかのヒントがたくさん詰まっています。

 

間違いなく名著 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
気分が沈んた時に読みます。
いつも心が軽くなり、笑ってしまいます。
ありのままの自分が一番美しいことを教えてくれました。

 

人生が変わった ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
似たようなタイトルのものもありますが、私の人生はこれで本当に安心する時間が多くなりました。自己啓発本をこれまでに500冊ほど読んで幸せになりたいと思っていましたが、この本を真剣に読んで実行するだけで一生悩みから解き放たれます。幸せになるために生きているのではなく、幅広い事を経験するために生まれているのだと人生観が変わりました。自分に対する思いやりは日本人は掛け気味なので本当にオススメです。ちなみに私は長年悩まされたアレルギー性鼻炎もこれで治りました。

 

本書は具体例が多く、セルフ・コンパッションを身につける例題も多く準備されています。

生きているだけでも価値があること。ありのままの自分を受け入れることで、人生の幸福度を高め、結果的に生産性を高めること。

今を忙しく生きる人が忘れがちな、自分を思いやる心の大切さを認識させてくれる本です。

 

おわりに

 

なかなかやる気が出ない…

先延ばししがちだ…

そんな自分が嫌だ!

今回の記事ではこんな方に向けて、パフォーマンスupのヒントとなる『セルフ・コンパッション』について解説しました。やる気up & 先延ばしを辞めるために大切なことは、

 

『そんな自分を許す』ということです。

 

セルフ・コンパッションを高めていくと、自身の生産性が上がるだけでなく、自己満足度や幸福度upにまで繋がっていきます。是非みなさん自身を受け入れ、満足のいく人生を送りましょう!

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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